いろいろバックエンドな人の備忘録

CとGoが大好きな人のポエム掲載所

<メモブログ>Rails で fsevent エラーが出る問題

問題

ある作業で一時的に rails new でRailsアプリを作った際、Railsのバージョンとその周辺のライブラリのバージョンが上がってしまったらしくハマった。 具体的には以下のようなエラーを履いてオートリロードされない状態になった。

sh ERROR -- : fsevent: running worker failed: wrong number of arguments (given 2, expected 1)

環境

macOS Sierra Ruby 2.3.0 / 2.3.1 / 2.4.1 (全てで発生)

原因

wrong number of arguments (given 2, expected 1) · Issue #431 · guard/listen · GitHub

rb-fsevent のバージョンの問題らしい。 身の回りにRubyerがいないので間違っていれば詳しい人解説お願いします。

解決

本当に解決したかわからないけど、一応以下の方法で今のところ抑えられている。

Gemfile に以下を追記

gem "rb-fsevent", "0.9.8"
bundle update rb-fsevent

だめだった方法(参考)

<ピアノ>ノクターンに挑戦してみる

最近テックネタがかけてない。 だって書こうと思ったら すでにすご人たちが書いてくれてるんだもーん。(それでも書くほうがいいという話もあるが)

経緯

ヤバい病気ではないが、そこそこの病気になってしまった兼ね合いもあって、近々ピアノを2ヶ月ほど、会社を10日ほど休むことになった。 しかも、遺伝でも生活習慣でもなく先天的な病気というのだから、こればかりは運悪かった(ある意味よかったとも言える)と思うしかない。

手術したらしばらく手を使えないので、悲壮第2楽章程度までの経験値を減らさないよう今のうちに全力で脳に叩き込んでおく。

曲選択

「ショパンは難しいから趣味にしないほうがいい」

同僚から聞いた言葉。天邪鬼精神満載な私はこう言われたらやりたくなる、悪性なのである。

で、実際にショパンの曲を調べてみるが、まあ確かに難易度が高そうなものがおおい。 とりあえずAmazon Prime Music から聞けるだけ聞いて引けそうなものを選ぶことにした。

たかが1年の経歴(しかも大人になってから)なので弾けそうなものは意外とない。む、たしかにショパンの曲難しいの多いぞ。

エチュード(練習曲)というシリーズがあるらしいが、楽譜を見るととても弾ける気がしない。 ピアノをやる子どもたちは必ず練習曲って名前なのに、全然練習曲じゃねー!! というほど難易度の高めの曲シリーズらしくエチュードは断念。

ノクターンとの出会い

ノクターン op.9-2 はショパンノクターンといえば、この曲というほどポピュラーな曲。 きっかけは島村楽器のホームページで、電子ピアノの弾き比べをしている動画があった。

美しいイントロに惹かれ、早速調べてみると意外と読めた。 さらに運良く、購入した電子ピアノに付属していたおまけの楽譜集にもノクターンの楽譜があった。

ノクターンくらい常識だろ!と言われそうだが、私は恥ずかしながらクラシック曲を常識と言えるレベルまで知らないのである。

所感

練習を始めると、意外と知らない楽譜記号が多く、さらに目パース力もまだまだ低いのでかなりぎこちない練習になっている。

また、子供時代にならった曲の調に 変や嬰シリーズはなかったせいか、 変ホ長調も弾き慣れてないので、なかなか思うように演奏できない。

なので、変ホ長調でドレミファソラシド(この表現が正しいのか知らない。音楽用語では正しくないかも)を弾いて徹底的に耳に覚えさせ、その調で簡単な曲(きらきら星とか)を弾いてみたりして自分のものにする。 これは悲壮第2楽章のときもそうしてた。

まあ、はじめはいつもこんな感じだったような気がするので、そのまま練習をつづてけていくことにする。

<ピアノ>20年程ブランクある人間が1年でどれくらいまで弾けるか

noontage.hateblo.jp

そろそろ1年経つので、たまにはピアノネタを書いてみる。

スペックとバックグラウンド

  • 年齢:20代後半
  • 初ピアノ時期:4歳
  • 習ってた期間:2年以上2年半以下
    • ちょっと怪しい。けど小学生の頃にはもうやってないのは確実。
  • レベル:バイエル終了し、ブルグミュラー数ページやったくらいまで
  • 再開ピアノ時期:2016年6月~今。最後にピアノやってから20年以上経つ。

やめた理由は通っていた先生が亡くなったからで、ピアノ自体は好きなほうであった。 まあ練習が嫌でしょうがない時期もあったりはしたが。

11ヶ月で弾けるようになった曲

弾けるようになった・・・の定義は

  1. 譜面どおり引く
  2. 先生にOKと言われる

としよう。

曖昧だけど、素人が聞けば「弾けてる」といい、音楽歴が長い人が聞けば「いいけど、細かいところが気になる」と言われるくらい。

列挙してみるとそんなにないな・・・。 ごく最初の2週間はここの挙げたも以外を少しやってる(とても簡単なワルツだったような)

練習時間

1日平均 1時間くらいだろうか。長期休みや飲み会などでやってない日もある。

所感

流石にある程度音符は読めるようになったが、音符のパース力(非エンジニア向け>>読む力)は決して高くなく、横棒の沢山ある音符はまだ数えなければならない。 他にはスタッカートやダルセーニョなどをたまに見落として指摘される。

当然、バイエル時代習ってない知らない楽譜もあるので自宅練習時に見落として、レッスン時にしてきされることもある。(装飾記号のターンとか)

<Windowsネタ>Windows Subsystem for Linux はマルチスレッド対応なのか

Bash はマルチスレッド対応?

Windowsbash が使えるようになってから久しい。 実は mac で事足りていたのであんまり使ったことがなかった。 今回、mac の調子が悪く、新しいものを購入する予算もないので(ピアノ買ったしね・・・)やむを得ず windows マシンで開発することにした。

きっかけは、新しいマシンでいつもやっている rbenv のインストールを行っていたときにCPUファンが周りだし ふとタスクマネージャーを覗いてみると、CPUのクロック数がターボ・ブースト状態(※1)になっていた。

今時のCPUは全コアを高クロックで動作させるのは熱や消費電力の問題があるようで、基本的に限界のクロック数で動いてはいない。 (詳しくはダークシリコン問題等で検索してほしい)

さて、そんなことよりターボ・ブーストがかかっているということは シングルスレッド で限界までCPUを食い尽くしていると見たわけだが これは、rbenv がシングルスレッドの設計なのか、 そもそも、bash.exe (しいては、Windows Subsystem for Linuxは)マルチスレッドに対応しているのかを知りたくなったので実験してみた。

※1シングルスレッドの性能を上げるために熱に余裕があればオーバークロックする機能

  • 6700k の定格は 4GHz だが 4.16GHz にブーストされている

f:id:nrtn:20170220145224p:plain

  • おなじみの rbenv のインストール

f:id:nrtn:20170220164916p:plain

Windows Subsystem for Linuxアーキテクチャ

Windows Subsystem for Linux とタイプするのが面倒になってきたので、以下:WSFL と書く。 WSFLのアーキテクチャは、検索すると沢山でてくるが要約すると システムコールレベルのエミュレーション であるようだ。

よくUbuntuVMが動作していると思われているがそうではないらしい。(私も誤解していた)

f:id:nrtn:20170220153219p:plain

上記の図は簡略図だが、簡潔に書くと Bash.exe が サービスを通じて、WSFL(lxcore.sys等があるようだ) を呼び出し 生成された Linux instance(インスタンス) 内の各Linuxアプリケーションを呼び出しているようだ。 あとは、普通のLinuxと同じく init->bash(シェル)->アプリケーション の順に動作しているよう。 ちなみに、アプリケーションが呼び出したシステムコール類は WSFLを経由して、最終的に Windows APIとして呼ばれる。

また インスタンスはユーザーごとに作成されるようだ。

(上記は筆者の解釈なので誤りがあればご指摘ください)

マルチスレッド対応の計測

で・・・

今回は最終的に Linux instance 内のアプリケーションのマルチスレッドがネイティブのWindowsでマルチスレッドとして動作するかを検証してみたい。

ネイティブのCPUをフルに使っていると判断するのはタスクマネージャーの各スレッド(ここではHTTのスレッド、コアを区別しない)をほぼ使い果たしていたら マルチスレッドに対応している ということにしたいと思う。

テスト

シングルスレッド

シングルスレッドのテストからしてみる。 なんの面白みもない普通の無限ループである。

/* single.c */
#include <stdio.h>

int main()
{
        printf("強制終了しないとおわらないよ♪");
        while(1);
}
gcc single.c -o single.out
./single.out

結果

  • 対象のCPUは 8スレッドなので 1/8スレッド=12.5% になるはずだが、他のプロセスも動作しているので若干それよりは高い

f:id:nrtn:20170220155116p:plain

  • こちらでは、 single.out が 13% と (ほぼ 1/8 スレッド) 専有している

f:id:nrtn:20170220164735p:plain

マルチスレッド

pthread をつかった、こちらも特に面白みのないコード。 CPUのスレッド分(今回は8スレッド)生成し、無限ループするだけ。

/* multi.c */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <pthread.h>

#define CPU_MAX_THREAD  8

void* task(void *p);

int main()
{
                pthread_t threads[CPU_MAX_THREAD];
                int iret[CPU_MAX_THREAD], ii[CPU_MAX_THREAD];
                for(int i=0; i<CPU_MAX_THREAD; i++) {
                        ii[i] = i;
                        iret[i] = pthread_create(&threads[i], NULL, task, (void*)&ii[i]);
                        pthread_detach(threads[i]);
                }

                getchar();

                exit(0);
}

void* task(void* p)
{
        printf("Thread %d\n",*(int*)p);
        while(1);
}
gcc -pthread multi.c -o omulti.out -std=c99
./omulti.out

結果

  • 各コア100%食い尽くされている。

f:id:nrtn:20170220163903p:plain

スレッドの開始する順番は不定なので連番にはなっていないがバグではない。 (排他制御等を実装しない限り、必ずしもスレッドが作られた順番にスレッドが進まない)

:~$ ./omulti.out
Thread 0
Thread 2
Thread 1
Thread 3
Thread 4
Thread 5
Thread 6
Thread 7
  • 99% 使用されている。(このビューでは 100% になることはないので事実上すべてのCPUを専有している)

f:id:nrtn:20170220164033p:plain

まとめ

ちゃんとマルチスレッドで動作しているようだ。

なんだから改めて見返してみると当たり前のような気がするが、 VMであれば、仮想マシンに割り当てる vCPU などで想像はつくが、カーネルに埋め込まれたエミュレーションレイヤーであったので試してみた。

余談だがタスクマネージャー上では Linux のプロセス名(~.out) でプロセス名が上がっていたが、こちらの詳細やプロパティは表示されなかった。 (何も表示されなかった)

f:id:nrtn:20170220165634p:plain